Kindle400円の価格に魅かれ、衝動的ワンクリック購入。「本音で生きる」というホリエモンらしさが感じられるタイトルに興味がわいたので読んでみた。
ホリエモンの「俺はこう生きる」「こんな生き方には賛同できん」というような持論が展開された本である。ホリエモン節炸裂といったところか。
もちろん、彼の生き方を同じレベルでできるわけもなく、また彼の生き方に100%賛同するわけでもないが、「本音で生きる」のがよいという主張には賛同できる。
要は「人になんと思われようが、自分の人生、自分の思うように生きよう」という主張だ。まず最初に、「馴れ合いより自立」ということが出てくる。マンガ「ワンピース」は馴れ合い的だから嫌いだそうだ(笑)。「ワンピース」への思いは人それぞれだと思うが、「自立」という点には賛同できる。
何かに頼ったり、何かのせいにしたりというようなのが嫌いだということだ。彼は人生の中心にビジネスがあるだけに、その傾向は特に強くて当然だろうと思う。
以下は、個人的なピックアップ。
「世間体が悪い」「人の目が気になる」などというのは、すべてプライドの高すぎ、自意識過剰と言い切る。「あなたのことなんて、誰も見ていない」んだから、気にせず、言いたいことを言って、やりたいことをやればよいと。これは、「本音で生きる」のエッセンスではないだろうか。
ゴルフのパットの話も面白かった。パットはオーバーめに打てと。ショートよりもオーバーのほうが、グリーンの芝目情報を入手できるだけプラス要素があるという発想だ。このエピソードは、彼が情報を重視している点にある。
彼は自分の収集する情報量は、通常の人とは桁が違うと断言していた。情報の量が質を作るというポリシー。情報をイチイチ覚えようと努力しなくても、シャワーのように浴びているだけで、アイデアが湧いてくるそうだ。
桁違いの情報までは必要ないが、情報に対する柔軟な心の持ちようという意味で参考になった。
- 感想投稿日 : 2020年1月26日
- 読了日 : 2020年1月21日
- 本棚登録日 : 2020年1月21日
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