精霊流し (幻冬舎文庫 さ 8-1)

著者 :
  • 幻冬舎 (2003年8月1日発売)
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感想 : 77
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雅彦は、少年時代に自分の力が全く及ばなかったこの天女がいま、ふいに羽衣を脱ぎ捨て、生身のまま自分の腰掛けている椅子へ舞い降りてきて人間になったのを見ているような、奇妙な愛しさに貫かれた。言葉の選び方と組み合わせは作詞作曲と同じような感覚なのだろうか?読み進める中で情景とリズムがリンクしていくような気持ちになり知らず知らず涙が溢れます。さださんがこれまで歩まれてきた中で温かく接してくれた大切な人を思う気持ちが優しい言葉となっていると感じました。さださんの小説は全部読みたくなりました。また、映像化された作品と歌も是非聴いてみたくなりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年7月16日
読了日 : 2023年7月16日
本棚登録日 : 2023年2月6日

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