今月12冊を目標にしていたので、箸休めならぬ頭休めに小説コーナーの書棚で見つけたこいつを手にして読んでみたんだけど、この『GEAR』はもともと舞台演劇で公演されているもので、何度かネットの広告で流れているのをみたことあったから借りてみようと思ったんだけど、これは公演を見た後のパンフレット代わりに読むともう少し面白かったのかな?
単純にこの本だけでこの世界を理解しようとすると想像力がどうとか以前に無理すぎて絵本であるならもっと自由にもっと展開よく進められるものを舞台をベースとして書いているから制限がかかる。そのためすべてがその制限の中だけでしか発展しないため伸びしろがないまま完結してしまっている。コンセプトアートにしても舞台の制限がかかっており何も知らず初めてこの本で『GEAR』を知ってもワクワク感が望めない。知った人だけが納得する本になってしまった残念本。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2023年12月24日
- 読了日 : 2023年12月18日
- 本棚登録日 : 2023年12月16日
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