たかが英語!

著者 :
  • 講談社 (2012年6月28日発売)
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本棚登録 : 749
感想 : 139
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デジタルデバイドと同じです。ランゲージデバイド。

英語についてブツブツ言ってる人こそ、読んでほしいですね。
別にものすごいことやってるわけではないです。
英語に苦手意識を植え付けた日本の教育をどうかしたほうがいいとも思うけど。

コミュニケーションツールの一つとして、と考えれば持ってるにこしたことはない。そういうものだと私も思います。

http://blog.nishi3.net/acchi/archives/003428.php

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ブクログの書評もプラスのコメントがあったので、わかる人にはわかるんだろうなーと思いました。
うちの会社の英語公用語化に関する全容を明らかにした本です。
社長の言葉もですが、社内報に載ってるコメントとかもそのまま掲載されていたり、社内のアンケートの言葉もそのまま掲載されてるので、結構赤裸々に書かれています。
社内では英語が公用語、というのだけが先走りして、メディアの悪いところでもあるんですが、それ単体で取り上げられることも多く賛否両論の意見があちこちで勃発、うちの会社の社員は飲み会とかに行くと決まって「英語化ってどうなん?」「普段の会話も英語なん?」「TOEIC何点なん?」「降格とかもあるの?」などなど…必ずと言っていい程聞かれます。その都度英語化について説明、そのタイミングで日経アソシエなんかが特集してると読んでおいて「アレに書いてることはだいたい正しいよ」的発言等をし…の繰り返し。

でも、この本に書いてある意図がちゃんと伝わってないからなんだろうなーってつくづく感じました。

デバイスデバイドとランゲージデバイドは同じです。
コミュニケーションを1つのツールとして考えたら、社内で使う表計算ツールはExcelです、って言われてるのと、社内で使う言語は英語です、って言われるのは同じなんですよね。って考えれば別になんてことはないと思うのです。
そして、英語を流暢に話せと言われてるわけではなく、グロービッシュでいいわけなので、そんなに堅苦しくならなくてもいい。そして日本文化を捨てろと言ってるわけでもなく、外国籍の方には積極的に日本文化を教え込んでます(おもてなしの思想とか)。

ってことを考えればこれが本当の日本初のグローバル企業になる道なのではないかなと思うのです。理論として間違ってるとこはないから。

言っておきますが、うちの会社は周りが思っているほど軍隊的ではないですよ、念のため。
私も右にならえではないです。
でも、これに関しては共感できるなーと思うので、従っているのです。

一度この本を読んで、日本が世界で生き残って行くためには英語が必要だという事実を、実感してもらいたいなーって思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 英語
感想投稿日 : 2012年6月30日
読了日 : 2012年6月30日
本棚登録日 : 2012年6月30日

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