村松氏が、帝国ホテルに働く人々を通じて、帝国ホテルのあり様を描いた秀作。帝国ホテルは多くのレジェンドを持ったエキスパートたちによって成り立っている、稀有のホテルだと言う事がよくわかる。
本書には出てこないが、私は帝国ホテルのメインダイニング「レセゾン」の伝説のメートル・ド・テルに感動して、身分不相応ながら当レストランを繰り返し利用しているが、彼以外にも多くの素晴らしい匠の人達がいるんですね。
特に興味深かったのは裏方の人達の超絶の匠たち。客室係の小池さん、ブッチャーの古澤さん、施設部長の佐藤さん、ランドリーの栗林さん、そして最高の究極たる施設・情報システム担当役員の椎名さん、
皆さん、凄すぎます。
合わせて犬丸元社長の「帝国ホテルの流儀」も読むと、更に帝国ホテルの凄さが良くわかると思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
経営
- 感想投稿日 : 2012年11月14日
- 読了日 : 2012年11月14日
- 本棚登録日 : 2012年11月14日
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