愛はさだめ、さだめは死 (ハヤカワ文庫 SF テ 3-1)

  • 早川書房 (1987年8月1日発売)
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感想 : 88
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twitter アカウント Dappi の正体が法人であった と報じられた時 , Tiptree Jr. の "接続された女" を思い出さなくもないような という呟きを目にした。
Tiptree Jr. "となりのヨンヒさん" 絡みで知ったばかり。早速 接続された女 --- The Girl Who Was Plugged in を読む。

70ページほどの短編、Dappi.... というよりも MATRIX を連想する。あちらは 仮想空間に接続しているのに対し、本作は実態を持った身体に 遠隔操作で別の人体が接続されている。
AR だの グリーンバックだのに慣らされ MATRIX を見てきた身には なんとなく感じ取れる 脳と身体性の乖離。

これが 1975年の作品なんですね...... すごいわ.....!
もうね 未来予知よ。
発表当時にタイムトラベルして 40年後 マジでこんな感じよ〜と言いたい!
21世紀のVFX作品作ってる人たちはみーんな読んでるよね、まちがいなく。

さて Dappi の "脳" はあばかれるのか?
その前に unplugged されちゃうのか.....

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2021年10月15日
読了日 : 2021年10月15日
本棚登録日 : 2021年10月14日

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