坂口安吾さんの作品は初…これから読んでいいのだろうか?
クセのある人達が都会から離れた邸宅に集い、殺人事件に巻き込まれていく。数ページ読んだ時点で二十人近くの人が出てきて、関係が嫌らしく絡み合っている。
人の関係が乱れ過ぎているので、そこだけで読む人を選ぶと思う。
上記で書いた通り人が多いのだが、個々の人を最後までどんな人なのかわからないまま深く掘り下げないまま終わるのも辛い。
読んでいてやはり「犯人当てゲーム」という印象が強くなる。(それはそういう作品なので仕方がないとは思うのですが)
ちょっと体調不良が続く中での読書だったため、頭も働かず馴染めぬまま読み終えてしまった。推理モノはやはり肌に合わないのかもしれない。読んだ時に本筋のトリックよりも余分な描写(たまにトリックに紐づくケースもある)に目がいってしまう。
作者の位置付けからして、大きく話題になった作品であること、推理小説に対する想いから生まれた探偵像など解説を読んでようやくちゃんと理解したような気がする。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年8月25日
- 読了日 : 2022年8月25日
- 本棚登録日 : 2021年11月24日
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