白骨〈下〉 (犯罪心理捜査官セバスチャン) (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (2017年6月11日発売)
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本棚登録 : 118
感想 : 17
4

ようやくセバスチャンの読み方がわかった(遅い)
通常の警察小説として読むのは誤りです。

様々な秘密を抱えている国家刑事警察殺人捜査特別班の面々、かなりこじれてきてます。

山中で身元不明の四人の死体が発見される。
上巻の冒頭、四人を殺害したと思われる暗殺者の視点で語られる。
この女性とセバスチャンの対決となるのか?と思いきや、事件は捜査班の人間関係の動きを生むきっかけの要素が強い(事件関係者間の心情もしっかり過ぎるくらいしっかり描いてる)

海外ドラマっぽい強烈な引きや謎で魅せる事もできる方々なのに、それぞれの視点で会話の中で生まれる読み合う登場人物の内面の動きを丁寧に描いていきます。人間ドラマ重視。

なので主人公が能力を発揮して事件を解決!
的な話を期待してよむと駄目かもしれません。
途中で切り替えて読んだので、下巻はかなり読書ペースが加速する面白さでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月3日
読了日 : 2024年1月3日
本棚登録日 : 2023年12月14日

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コメント 1件

ikezawaさんのコメント
2024/01/03

五巻目、翻訳してほしい…

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