マナーの正体

  • 中央公論新社 (2015年12月9日発売)
3.00
  • (2)
  • (11)
  • (34)
  • (9)
  • (3)
本棚登録 : 250
感想 : 30
3

人気の新刊。
ご覧の通り、数多くの筆者が揃う豪華版。
見開き2ページが1話という、読みやすいエッセイ。

とはいっても、好き好きと申しましょうか、
はじめは、同じテンションで読み始めましたが
次第に、マイフェイバリットという作家さんが出来始め
3分の1ほどからは、好きな作家は、丹念に
それ以外は、パパッと。。。。

福岡伸一、竹内久美子、藤原正彦、高野秀行、鎌田實、さだまさし
この6人が丹念派。
福岡伸一さんの『子供っぽさのマナー』で、
西側社会にはなかなか伝わらなかった
ロシアの科学研究について調査をしにいった福岡氏。
そこで、「狐の家畜化」という研究に出会った。
野生の狐は人間を見ると威嚇を仕掛けてくるが、
まれに人間を恐れず近寄ってくるものがいる。
そういう狐を選抜し交配を続けると、、、、
わずか50年ほどで、生まれつきすっかり人間に懐く
狐が得られた。人を見ると尻尾をふり、
撫でるとごろりと横になり、甘噛みをし
抱き上げると鼻を押し付けてくる。
飼い犬以上かそれ以上。
興味深いのはそんな狐に共通するのは

『外見的特徴、尾が巻く、耳が垂れる、毛皮に白い斑点が現れる』
これは一言で言うと『こどもっぽさ』
ネオテニーという生物学的用語がある。
外見的名形態や行動パターンに幼体の
特徴を残したまま動物が成熟することを指す。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年1月30日
読了日 : 2016年1月30日
本棚登録日 : 2016年1月7日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする