桜花を見た (文春文庫 う 11-7)

著者 :
  • 文藝春秋 (2007年6月8日発売)
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本棚登録 : 296
感想 : 15
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遠山の金さんのおとしだね。
常磐津の死傷をしていた母の父なしごである英助は、亡くなる母親から、その証拠である守刀と印籠を持たされる。だが商家の手代となって、武家にはならない意思を持った英助は、一目だけ会いたいという夢だけ持つ。
片足の障害を持ち出戻りとなった商家の娘。前から狩る愚痴を言い合える仲良しだった。真面目な仕事ぶりと、娘に対して偏見もなく、大事に思う英助を店主は出店を持たせてやろうとする。そこで娘は夢だけで終えるはずだった栄輔の望みを思わぬ方法で叶える。

葛飾北斎が関係する2篇。
筆屋の娘の恋心。

北斎の娘の話。

松前藩の家老でもある絵師の話など。。。

情けが通う短編集。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年10月22日
読了日 : 2019年10月22日
本棚登録日 : 2018年10月17日

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