耳袋秘帖 四谷怪獣殺人事件 (文春文庫 か 46-27)

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  • 文藝春秋 (2015年4月10日発売)
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感想 : 8
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今回は松平定信の実家、田安徳川家に事件が起こる。
一つ一つは他愛のない事件なのだが、竜安寺の竜玄に帰依してる当主斉匡が、怯えているのだった。
梅次と辰五郎の姑しめが潜入捜査を。

今回は当時の化石事情も出てきて、当時の知識人や一般人のものの見方がわかるし、根岸備前守の『耳袋』の原本が今は世界に離散し、妖を書いた部分はフランスに存在するらしい。早く日本で研究して欲しいところだ。

当時引きが多かった耳袋は、写本が出回っていたのが幸いだが。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年9月19日
読了日 : 2018年9月19日
本棚登録日 : 2018年9月19日

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