いいねぇ。今回の作品は粋です。
上方で万両も盗んだとされる大泥棒が最後の仕事にと江戸に狙いを定めた、という噂が。
神楽坂では七福神をめぐる遊びが流行。
七福神を見立てた商店をめぐり、ハンコを押しながら、全部たまると割引になるという。
そんな商店に同じような商売が重なり揉め事に。
弁天を模した居酒屋の女主の「口吸い」事件。
七福神の一つの店主が事故で死んだり、孫が現れたり。
そんな風に小さな事件が繰り返すが、、、
その実それは一つの盗みの演出の一つであったのだった。
与謝野蕪村の俳句もなんども出てきたりと、とても粋なセリフが散りばめられたいい作品になっています。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年9月11日
- 読了日 : 2018年9月11日
- 本棚登録日 : 2018年9月7日
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