【合本版】私の財産告白 私の生活流儀 人生計画の立て方

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  • 実業之日本社 (2022年9月20日発売)
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■読んだ背景、リンク
山口周の本で仕事の道楽化について言及あり
図書館


■本のポイント

■私の財産告白
「四分の一貯金法」※臨時収入は全て

好景気時代には、勤倹貯蓄
不景気時代には、思い切った投資を
時期を逸せず巧みに繰り返す


二杯の天丼はうまく食えない。人生の幸福は、地位の高低ではなく、動きつつある方向次第である。

常に社会情勢を見守れ

職業の道楽化

■人生設計の秘訣

人生即努力、努力即幸福

計画性のある日常生活
計画なくして自由なし。
人生計画は向上心の充足、つまり「努力の予定表」である

人生計画は、第一次、第二次と更新していく

家庭内で困ったらジャン憲法(ジャンケン)で、つまらぬ日常生活の邪気、慢気、争気を放棄する

チャンスをつかむ用意(旅行先で珍しいもののサイズを測っていた)

老後の別居(隠居)は、2-3軒離れたところがよい

働きざかりのときこそ遺言状を常備しておくべき

福沢諭吉「若くして長上に交わり、年老いて若い人々に交われ」

逝く水の如くに
如水

★老癖六歌撰
どうなる気短かになる愚痴になる
思いつくことみな古くなる

聞きたがる死にともながる淋しがる
出しゃばりたがる世話焼きたがる

またしても同じ話に孫褒める
独りしゃべって人に言わせず

今を貶し昔を褒めて今朝のこと
昼は忘れてまた聞き直す

新しい科学まなばず古くさい
詩歌や古典をまた繰り返す

今の世に善き事あれど悪しき事
まず目につきて世の厭わるる

★老人自戒七訓
名利と齢とに超越して、日にあらた とし努力を楽しむ。
ただし、他人の名利と齢とはこれを尊重すること

二、他者、来訪者の言に傾聴して、問われざるは語らず。

三、自慢話、昔話、長談義はこれを慎み、同じことを繰り返さぬ。

四、若人の短所、欠点、失敗を叱らず、かえって同情的にその善後策を教える。

五、若人の意見、行動、計画を頭からけなさず、できるだけそれを生かし、助長す る。ただし、その欠点や危険に気づいた場合は、参考までにアッサリと注意する。

六、老人の創意、創作は、一度若人達の意見に徴し、その賛成を得た上で発表する。 しかも、その功は若人に譲り、責はみずから負うことにする。

七 、会議、会合にはまず若人に発言させ、老人みずからはその後に発言する。しか

も、なるべく若人の言を生かし、補正すべきは補正、いわゆる錦上さらに花を添 える意味にしゃべること。


■示唆、感想
70年前の本だが、現代も同じだなーと思うことが多数。
それだけ生活を送る上での課題は、今も昔も変わらないということか。
ならば、昔の人の知恵は今でも大概は役に立つはず


■発行時期

昭和25年

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年2月19日
読了日 : 2023年2月19日
本棚登録日 : 2023年2月19日

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