面白い漫画って、漫画では表現できない部分を如何にリアルに描いているか、かな、と、思う時がある。
のだめを読み始めて、「凄い」と感じたのは、恐らくその部分。
紙媒体では決してそのもの自体を表現できない「音楽」。ファンタジーや時代劇よりも、現代の私たちが「本物」を直によく知っている分、難しい題材だと思う。女性漫画誌でここまで連載を繋げて来たこと、人気を維持してきたことは、その題材の調理に成功したと言って良いのではないか。
…などと、堅い言い方をしてしまったけど。
オーケストラやピアノの演奏シーンの、迫力、臨場感、そういったものが、この漫画の魅力の一つであるのは間違いない。
シンプルな絵柄なのに、楽器はどれも丁寧に描き込まれている所とか。
やっぱり一冊のうちに、あのばばーんっ(チープな語彙で失礼)な演奏シーンがあってこそ、のだめだなあ。
ストーリーも、続きが非常に気になりますが……千秋のあまりのへたれっぷりに、減点1;;。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック(女性)
- 感想投稿日 : 2009年9月12日
- 読了日 : 2009年9月12日
- 本棚登録日 : 2009年9月12日
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