まずは、これだけの本を実名で書いた勇気を讃えなければならない。
これだけで、五つ星。
自分は官僚の方々とのお付き合いも多いので、その生態については分かっているつもりではあったけれど、やはり驚くこと多数。
特に驚いたのは、財務省の国税庁を通じた支配。恣意的な操作はもちろん、ダブルバインド状態を創り出すという意味において賢い統治方法だ。
しかし、こういうのって陰謀説と紙一重なので、本当に嫌だ。
惜しむらくは、農業政策等、大まかな方向性は間違っていないものの、やはり経済メカニズムへの過信がある。
社会というものへの眼差しが弱いか。
ともあれ、多くの人に読まれることを期待したい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
社会・政治
- 感想投稿日 : 2020年4月3日
- 読了日 : 2011年7月11日
- 本棚登録日 : 2020年4月3日
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