これは、長崎の原爆資料そのもの。
原子力爆弾が投下されたあとの惨たらしさ。
よくもこんな化学兵器を、おんなじ人間の住む街へと投げ込むことが出来ようかと、怒りが込み上げてきた。
しかし、永井博士は自分の息子・誠一と娘・茅乃に、これからは『原子時代』だと原子力の凄さを教えている。
『今年から原子時代に入ったんだ。誠一も茅乃も原子時代の人間だ。人類は原子時代に入って幸福になるであろうか?』
永井博士の未来へと投げかけた疑問は、時代を経てもまだまだ続きそうですね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
♪な行 作家
- 感想投稿日 : 2014年2月13日
- 読了日 : 2014年2月13日
- 本棚登録日 : 2014年2月13日
みんなの感想をみる