長崎の鐘

著者 :
  • 2012年10月7日発売
4.10
  • (5)
  • (2)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 37
感想 : 4
4

これは、長崎の原爆資料そのもの。
原子力爆弾が投下されたあとの惨たらしさ。
よくもこんな化学兵器を、おんなじ人間の住む街へと投げ込むことが出来ようかと、怒りが込み上げてきた。

しかし、永井博士は自分の息子・誠一と娘・茅乃に、これからは『原子時代』だと原子力の凄さを教えている。

『今年から原子時代に入ったんだ。誠一も茅乃も原子時代の人間だ。人類は原子時代に入って幸福になるであろうか?』

永井博士の未来へと投げかけた疑問は、時代を経てもまだまだ続きそうですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  ♪な行 作家
感想投稿日 : 2014年2月13日
読了日 : 2014年2月13日
本棚登録日 : 2014年2月13日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする