人生がときめく片づけの魔法

著者 :
  • サンマーク出版 (2010年12月27日発売)
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とても面白い。さすが話題になっているだけある。
「片づけ本」ということだが片づけテクニックに関しての描写はほとんどない。
引用でも挙げたが、片づけはとてもシンプル。
○モノを捨てること
○モノの定位置をひとつ残らず決めること。

これさえできていれば収納法に困ることはなく、そもそも片付けができない根本的な原因が解決される。
物が捨てられないのでモノが多くなり、置き場がなくなり、どこに置いたかわからなくなり、同じようなものが増えていき、管理できなくなる。
モノが適正な量に収まっていればものが増えにくくなる。
モノを捨てるということで、「なければないでなんとかなる。無いということがわかっていれば最初から別の方法を考える。探す手間がないという分ストレスがない」









つまり、「片づけはマインドが九割」なのです。 71

一気に正しく片づける。すると結果がすぐに見える。だから、続けられるし、片づいた状態がずっと維持できる。このプロセスを経験することで、たとえ誰であっても二度と散らかった部屋に戻るまいと心の底から思うのです。 284

片づけでやるべきことは大きく分けて、たった二つしかありません。
「モノを捨てるかどうか見極めること」と
「モノの定位置を決めること」。
この二つができれば、片づけは誰でも完璧にできるのです。 313

多くの人が片づけられない一番の原因は、モノが多いから。モノが増えつづける一番の原因は、自分が持っているモノの量を把握していないから。持っているモノの量を把握できないのは、収納場所が分散してしまっているから。収納場所が分散している今の状態のまま、相変わらず場所別に片づけをしていても、永遠に片づけは終わりません。  片づけは、「場所別・部屋別」ではなく「モノ別」に考える。 414

「片づけは祭りです。片づけを毎日してはいけません」 457

「なぜ、そんな暮らしがしたいのか」を考える 580

自分が出した答えについて、「なぜ」を最低三回、できれば五回は、繰り返してください。 「仕事の疲れを次の日に持ち越さないように……」 「やせてきれいになりたいから……」  このように「自分の理想の暮らし」の「なぜ」を突き詰めていくと、ある単純なことに気づきます。  結局、モノを捨てることも、モノを持つことも、「自分が幸せになるため」にすることなのです。 585

コツは、「収納から一つ残らず出して、一か所に集める」 668

モノには物体としての価値のほかに、「機能」「情報」「感情」の三つの価値があります。ここに「希少性」の要素が加わることによって、捨てる難易度が決まってきます。つまり、人がモノを捨てられないのは、まだ使えるから(機能的な価値)、有用だから(情報的な価値)、思い入れがあるから(感情的な価値)。さらに手に入りにくかったり替えがきかなかったりする(希少価値)と、ますます手放せなくなるわけです。 694

片づけを真剣にしていると、瞑想状態とはいかないまでも、自分と静かに向き合う感覚になっていくことがあります。自分の持ちモノに対して、一つひとつときめくか、どう感じるか、ていねいに向き合っていく作業は、まさにモノを通しての自分との対話だからです。 875

だから、モノを見極める作業の間は、なるべく静かで落ち着ける環境づくりが欠かせません。音楽などは一切かけないことが理想です。たまに「音楽をかけてノリノリで捨てましょう」という片づけ法もあると聞きますが、私はおすすめしていません。せっかくのモノとの対話が音でごまかされてしまう気がするからです。 878

はじめに衣類、次に本類、書類、小物類、そして最後に思い出品。この順番通りにモノを減らしていくと、驚くほどスムーズに片づけを進めることができます。 949

はっきりいいます。ストッキングは絶対、結んではいけません。そして靴下は絶対、裏返してまとめてはいけません。 1198

この際、衣替えはしないと決めてしまいましょう。つまり、オンシーズンの服もオフシーズンの服もふだんからいつでも使える状態にして、引き出しの入れ替えなどは一切しないことにするのです。 1246

本を手元にストックしすぎないほうが情報の感度は上がります。つまり、自分にとって必要な情報にピンと気がつきやすくなるのです。 1401

書類は未処理・保存(契約書)・保存(契約書以外)の三種類。 1451

プレゼントはモノそのものより、気持ちを届けるモノです。  だから、「受け取った瞬間のときめきをくれて、ありがとう」といって捨ててあげればよいのです。  もちろんベストなのは、いただいたモノを心から喜んで使うことです。でも、好きではないモノをイヤイヤ使ったり、使わずにしまい込んで見つけるたびに心苦しくなったりするのは、贈り主の本望ではないはずです。  贈り主のためにも、ぜひ捨ててあげてください。
・携帯電話を買ったときの箱類一式  まず、箱自体が妙にかさばります。これは買ったらすぐに捨ててしまいましょう。取扱説明書もいりません。使っているうちにだいたい必要な機能は使えてしまうので、だいじょうぶです。いっしょについてくるCDも、お客様にはもれなく捨てていただいていますが、いまだかつて問題になったことがありません。もし困ったことがあれば、携帯ショップの店員さんに何でも質問してみましょう。 1597

謎のコード類は永遠に謎のままです。 1611

モノの定位置を決めるときのポイントは、すべてのモノの定位置を「一つ残らず決める」こと。 1890

なぜすべてのモノの定位置を決めるべきなのかというと、一つでも住所不定のモノがあると、散らかる可能性が一気に高くなるからです。 1896

そもそも散らかる原因は「元に戻せない」から。つまり、使うときの手間より、しまうときの手間を省くことを考えなければいけないのです。 2044

モノを選ぶときは自分の体に聞いてみて、モノの置き場所を決めるときはおうちに聞いてみる。 2076

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年5月9日
読了日 : 2016年5月9日
本棚登録日 : 2016年5月9日

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