神の守り人<帰還編> (偕成社ワンダーランド(29))

著者 :
  • 偕成社 (2003年1月22日発売)
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感想 : 123
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2020.05.05

大きな物語は、必ず誰かを犠牲にして成立する
為政者の思惑か
弱者の言い分は決して後世には残らない
極端に見えるものいいも、虐げられた歴史を見返せば、反論することは難しい

人と人とのつながりは、あたたかなだけではすまされない
自分が得ている日常や幸せは、誰かの不幸を踏み台にしたものなのかもしれない

大きな物語のなんとそら恐ろしく、ざわざわと鳥肌の立つ感じがすることか
宗教の、信ずるものの見方の違いで、こうも悲劇は起こるのか…だから、宗教という漠然とした存在に触れるのに二の足を踏む

答えは出ない
知っているつもり、仕組みをわかっているつもりでも繰り返される、血なまぐさい出来事
無力…こんなに心がざわざわしたまま本を読み終えるとは

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年5月6日
読了日 : 2020年5月6日
本棚登録日 : 2020年5月6日

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