青い鳥文庫と言えば老舗の児童書文庫。その青い鳥文庫の一冊が出来るまでを追ったルポルタージュが本書。
もちろん書かれている本も編集者も架空のものだが、きちんと取材の元で描かれている。自分たちが読んでいる本がどんな風にして書店に並ぶのか。
本好きの子どもたちには楽しく読めるだろう。
以前中学の文芸部の子と話したことがあったが、編集者になりたいという子も具体的に編集者がどんな仕事をしているか、曖昧にしかわかっていなさそうだった。私もイメージとしてしかわからない。
本書では作家と編集者意外にも多くの本に関わる仕事が出てくる。販売部、校閲、イラスト、印刷…。仕事というものがチームワークであることも実感するはずだ。
面白かった。
なお、本書はハードカバーでの出版だったが、今はその青い鳥文庫にも入っている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童文学
- 感想投稿日 : 2016年3月4日
- 読了日 : 2016年3月4日
- 本棚登録日 : 2016年3月4日
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