田園交響楽 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1952年7月17日発売)
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本棚登録 : 864
感想 : 102

「狭き門」を読んで読み返したくなった1冊。牧師は動物的で盲目の少女ジュルトリュードを家に招き、しだいに美しく知的に成長を遂げる。目の手術に成功し光ある世界を手に入れたにもかかわらず川に身を投げてしまう。
どことなく谷崎潤一郎の「痴人の愛」を彷彿させられるが、こちらはあくまでも宗教と貞操感を含めた内容。
普段当たり前になっている事柄を思い起こさせられた。目に見えるもの、見えないものと大切さを感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外文学
感想投稿日 : 2015年9月27日
読了日 : 2015年9月27日
本棚登録日 : 2015年9月27日

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