「狭き門」を読んで読み返したくなった1冊。牧師は動物的で盲目の少女ジュルトリュードを家に招き、しだいに美しく知的に成長を遂げる。目の手術に成功し光ある世界を手に入れたにもかかわらず川に身を投げてしまう。
どことなく谷崎潤一郎の「痴人の愛」を彷彿させられるが、こちらはあくまでも宗教と貞操感を含めた内容。
普段当たり前になっている事柄を思い起こさせられた。目に見えるもの、見えないものと大切さを感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外文学
- 感想投稿日 : 2015年9月27日
- 読了日 : 2015年9月27日
- 本棚登録日 : 2015年9月27日
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