浮気→離婚→起業→震災で廃業 というなかなか波乱の人生を経て故郷に戻ってきた主人公。
15年ぶりに従妹と過ごしつつ、自分の来し方を振り返る。
白石一文作品を読んだらだいたい思うことだけど、生き方と性とは密接に結びついておきながら、愛と結婚生活と性は結びついていなかったりする。
だからいけないと分かっていながら愛欲に溺れて家庭崩壊させたり…(まぁ普通はしないけど)、ほかならぬ人と出会っておきながら結婚には至らなかったりする。
…で、どうなっていくのか?と思ったら、物語は意外な方向へ。
この平穏な日本の社会が永遠ではないと思えば、誰もが本能に忠実に生きるかも。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年9月17日
- 読了日 : 2013年4月13日
- 本棚登録日 : 2021年9月17日
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