おどろきの東京縄文人 (世の中への扉)

著者 :
  • 講談社 (2014年7月16日発売)
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本棚登録 : 65
感想 : 11
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「2012年11月、東京都新宿区市谷加賀町2丁目で、大量の縄文人骨が出土しました。東京のどまん中で、びっくり!」

との紹介文。
小中学生向けの本かな、と思います。

マンションを建設するための発掘調査で、10体の東京縄文人の人骨が見つかります。
その中の一人、約5000年前の縄文人を“復顔”するのです。
その人は発掘時の様子から、ムラのリーダーと考えられ、40代の男性で、身長161.2センチと推定。

まず、バラバラの骨のピースをジグソーパズルのように組み合わせ、頭蓋骨を復元します。
その頭蓋骨からレプリカを作り、“復顔アーティスト”なる人が、生きていた頃の顔を作り出すのです。
写真付きでその工程が解説されていますが、本当にワクワクしますね!
まさか縄文人と会えるなんて!

最後のページに、その後の発掘現場の写真が掲載されていますが、普通の住宅街です。
この下に5000年前の人達の暮した痕跡があるかと思うと、何とも不思議な胸の高鳴りを覚えます。


……はみ出しエピソード……
人骨鑑定のプロ・坂上さんという方が登場するのですが、本好きな坂上さんは、この縄文人の人骨に「新宿鮫」とニックネームをつけたそうです(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2022
感想投稿日 : 2022年11月13日
読了日 : 2022年11月13日
本棚登録日 : 2022年11月13日

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コメント 6件

アールグレイさんのコメント
2022/11/13

こんばんは★あおいさん

本の表紙に興味を持ち、ポチッとしてみました!画面一杯のガイコツさん。
( ̄□ ̄;)!! パズルのように合わせてあのようになったのですね!

土瓶さんのコメント
2022/11/13

さ、鮫島のダンナ~!!
いつのまに縄文人に(笑)

aoi-soraさんのコメント
2022/11/13

アールグレイさん、こんばんは^⁠_⁠^

ホントにスゴイですよね。
そして5000年も前の骨が、しっかり残っている事に驚きました。
今こうして自分が歩いている場所の下に、縄文時代の痕跡があると思うと妄想が広がります(⁠✯⁠ᴗ⁠✯⁠)

aoi-soraさんのコメント
2022/11/13

土瓶さん、こんばんは^⁠_⁠^

そうなの、鮫島さんが縄文人に!!
そして縄文鮫島さんには、6本の虫歯が確認されたそうですヽ⁠(⁠(⁠◎⁠д⁠◎⁠)⁠)⁠ゝ

kuma0504さんのコメント
2022/11/22

aoi-soraさん、おはようございます。
そうなんです。
考古学の面白いところは、
まるでファンタジー小説のように妄想が広がるところなんです。
新宿には、とっても優秀な博物館があるので、おそらくそこに「実物」が収容されているはず。確かめてみたいな。
2012年と言ったら、つい最近ですね。
私が新宿博物館に行ったのも2013年だったから、まだ展示されていなかったかも。

aoi-soraさんのコメント
2022/11/22

kumaさん、おはようございます^⁠_⁠^

そうそう、ファンタジー小説ですね!!
もうね、脳内で妄想がどんどん広がっちゃいます。

新宿ってすごい場所なんですね。
この本を読むまで知らなかったです。
現在の街の様子からは想像もつきませんが。
今度、新宿を訪れるのが楽しみになってきました。
博物館も行ってみたい。
実物かぁ(⁠*⁠^⁠3⁠^⁠)⁠/⁠~⁠♡
また妄想が……

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