吸い込まれそうなブルーの空
岩の上に立ち「Hello」と呼ぶ少年
爽やかで、胸がきゅっとなる愛おしさを感じる表紙に一目惚れ
近頃、土瓶さんが乙女の本棚を読み始めたのに影響されて、久しぶりの乙女♪
フランツ少年は、巖が屏風のように立っている谷間で「ハルロオ」と呼ぶ
すると木精は、大きい鈍い声で「ハルロオ」と答える
これはフランツにとって当たり前のことだった
時が過ぎ、青年になったフランツが久しぶりに
「ハルロオ」と呼ぶが、いつまで待っても答えはない
「木精は死んだのだ」
当たり前のものを失う怖さ
この雨の場面がすごくいいなと思ったのだけど、見開きに描かれたフランツがちょうど真ん中で割れているのが残念(T_T)
こういうときデジタルの方が良いのかな?
子供だけが持っているものもあれば、大人になって得るものもある
人生は別れと出会いの繰り返しだ
いとうあつきさんの絵は、夕方から夜など時間の移り変わりを描いたものが特に素敵だな( ꈍᴗꈍ)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2024年4月9日
- 読了日 : 2024年4月9日
- 本棚登録日 : 2024年4月9日
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コメント 5件
かなさんのコメント
2024/04/09
土瓶さんのコメント
2024/04/09
aoi-soraさんのコメント
2024/04/09
ヒボさんのコメント
2024/04/09
aoi-soraさんのコメント
2024/04/09