今頃、楽天社内では目標達成できなかった人とそうでない人の明暗がはっきりしているのでしょうか。
「英語公用語化」ってものすごいインパクトがあるけれども、やみくもに英語を話せ!といっているわけではなく、楽天が目指す場所はどこなのか、それを実現させる手段としての英語公用語のプロセスはどうあるべきなのか、が考えつくされているのがよくわかる。これは「英語」に焦点があたっているものの、やはり楽天流の仕事論として読める本。KPI設定の方法や、検証、オープンな社風でこそのトップへの情報のあがり方と、それを受け入れる度量のある経営陣。会社が全面的にバックアップして、英語の勉強が出来る、なんてとってもうらやましい話。
次にめざすのが、プログラミング、と宣言していて、これまた深く共感。これだけITが不可欠になっている中で、プログラミングのプの字も知らないでは済まされない。プログラミングを学ぶことは、たとえそれがどんな言語であったとしても、1文字間違ってもプログラムは動かない、とか、書いたようにした振舞わない、とかが体感でき、システム化にあたっての要件定義におけるMECEの重要性の理解につながるのだ。
TOEIC受験者にとっても、どのぐらいのスコアの人が、どのぐらい勉強すれば750点のバーが超えられるのかの事例があり、参考になります。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
英語
- 感想投稿日 : 2012年7月5日
- 読了日 : 2012年7月4日
- 本棚登録日 : 2012年7月5日
みんなの感想をみる