『むらさきのスカートの女』以来の今村夏子作品
٩꒰。•◡•。꒱۶’
短編集のどの話も「ん?ここで終わるの?」っていう所で終わる
この先の解釈はご自由に♡って感じで
この作品に出て来る人って、初めは変な人!だと思うけれど、よく考えるとその辺に居てもおかしくない人達だったり、また初めは違和感なかった人が途中からあらぬ方向に言動がエスカレートしたりする
この方の作品は、そういうあるかもしれない日常生活に敢えて着目して題材にしているから、妙だと感じてもついつい惹き込まれてしまう
とんこつQ&A
コミニュケーションが苦手な今川さんが、中華料理屋「とんこつ」でアルバイトを始める
初めは彼女が気になったが、そのうち店の者達の言動がエスカレートしていき、店の者と従業員が妙な関係になっていく
嘘の道
天邪鬼の与田正は、いじめられっ子
彼を指して父親が何気なく言った言葉「そのうち消える」の意味が、身近に降りかかる
こういう事ってあり得る話かと
良夫婦
偽善者ぶる行動がエスカレート
自己満の責任の取れない行動をする妻
優しさを履き違えている旦那
二人だけの世界なら『良夫婦』なのかもね
冷たい大根の煮物
若さゆえなのか性格なのかはわからないけれど、利用されているのに気づかない
だからなのか、温かい空気が漂っている
どれも「人の思わぬ素顔」(๑ᵕ⌓ᵕ̤)!に焦点を当てた作品でした
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年3月19日
- 読了日 : 2024年3月19日
- 本棚登録日 : 2024年3月19日
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