東京23区×格差と階級 (中公新書ラクレ 741)

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  • 中央公論新社 (2021年9月8日発売)
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東京23区内の経済的格差の歴史。下町と山の手がどのように形作られてきたのか。都心3区から今の23区に至る歴史。鉄道の沿線に沿って単身世帯が集中するのは交通の利便性や身軽さがあるから。
ある程度の年収のある世帯は所得再分配は必要ないと考え、そうでない世帯は必要と考える。
23区は様々なステータスの人が住むある種、不思議な空間だなと思います。格差はあっても良いと思いますが、人の行動を阻害したり、軽蔑するものであってはいけないと思う。そういう意味だと、所得の再分配は必要かなと思いますし、回り回って、自分の所に戻ってくるかもしれない。理想論かもしれませんが。

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感想投稿日 : 2021年11月29日
読了日 : 2021年11月29日
本棚登録日 : 2021年11月29日

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