モノを捨てよ 世界へ出よう (宝島SUGOI文庫)

著者 :
  • 宝島社 (2013年1月10日発売)
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本棚登録 : 161
感想 : 10
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自分にとって啓発的な良書となった。

『70円で飛行機に乗る方法』も読みたい。

今まで色々感じてたことを文章にしてくれてるから気持ちいい。

わたしは円高とか経済とか政治のことはかなり無知なので、これからしっかり勉強していかなければと喚起された。

『ドヤ顔』を揶揄する風潮に対しても、騙されてはいけない、と言っていて、確かにそうだと思った。
『デジタル感覚』というスキルも今の自分にあまりない気がしたので、身に付けたいな、と思った。

『モノを捨ててぼくは何を得たのか』という項も興味深い。わたしも去年思うとこあって、今まで集めてた、服やレコードや書籍や雑貨などをかなり処分したばかりなので、すごく理解しやすい話だった。
『レアなスニーカーやレコードを収集するという行為は、アメリカが世界にまき散らした20世紀の価値観であり、すでにその時代は終焉へと向かっている。少し前までその価値観にドップリと浸かっていたときには、それがすばらしいことだしカッコいいことだと信じていたが、時代は変わった』
そもそも、この本を手にとったのは『モノを捨てよ』とタイトルにあったからというのが大きい。
sustainabilityということもひとつのキーワードかな、と思う。

著者の本は、以前古本屋で購入して読んで面白いな、と思った記憶があるが(デジタル日本人、かな?)、それ以上他作品は読んでなかった。今後は、著者の本を他にも読んでいきたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年3月24日
読了日 : 2013年3月24日
本棚登録日 : 2013年3月24日

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