20年以上前に出版された本だが、現代に通じる経営の哲学が述べられている。
経営者として会計の本質を追究し、自らの会計学を確立したのには驚きを隠せない。
一貫しているのは、「人間として何が正しいか」という原理原則にもとづいて、会社経営を行っていること。
既成概念に捉われず本質を追究する姿勢や、トップこそ常に挑戦する姿勢を持ち従業員の意志に変えるという経営哲学には、経営者でなくとも学ぶところが多かった。
第2部の経営問答は、経営者の課題に対して具体的にどう実践すべきかがよく分かり、経営やコンサルティングに従事する者にとって大変参考になる。
経営や会計において判断に悩む人には、一読をすすめたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
会計
- 感想投稿日 : 2020年8月31日
- 読了日 : 2020年8月31日
- 本棚登録日 : 2020年7月17日
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