愛の夢とか

著者 :
  • 講談社 (2013年3月29日発売)
3.56
  • (64)
  • (125)
  • (114)
  • (41)
  • (7)
本棚登録 : 1267
感想 : 155
4

短編集。孤独の最小単位はふたり、ということ。
ふたりを知らなければひとりを知りようもない。
色々なふたり、色々な孤独が詰まってる。
十三月怪談だけが幸せな終わり方をしていて、幸せな終わり方をしたのがこのお話で良かったと思った。
終わりが終わりの顔をして近付いてこないこと。「通りすぎたうんとあとにあれが最後だったと気づくだけ」なのは、悲しいけど本当。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年8月31日
読了日 : 2013年4月10日
本棚登録日 : 2013年3月29日

みんなの感想をみる

ツイートする