茶の本 The Book of Tea【日英対訳】(対訳ニッポン双書)

著者 :
制作 : 松岡正剛 
  • IBCパブリッシング (2008年4月2日発売)
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感想 : 3
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この本を読んで、初めて茶道というものを少し知った気がする。
茶道の作法云々ではなく、その背後の精神性とも言うべきものを。
また、茶道以外の日本文化・・・建築、作庭、美術、慣習についても理解を深めることができた。
これを読んでますます日本の文化は世界に誇れる文化だと思った。
今まで日本人として、何も知らなすぎた、とも感じた。中にはちょっと行き過ぎた表現があることも確かだけど、西洋礼賛の明治時代において、こうまでも確固とした日本のアイデンティティーを唱えた岡倉天心はただものではないと思った。
逆に言うと、西洋の文化を知ったからこそ初めて日本文化の素晴らしさに気づいたということもあるのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2008年7月21日
読了日 : 2008年7月21日
本棚登録日 : 2008年7月21日

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