OECDのPISA(国際学習到達度調査)で2年連続世界一となったフィンランド。その教育改革を主導したヘイノネンさんのインタビュー内容を本にしたもの。
フィンランド教育のキーはQualityとEquality(質と平等)。
学力の高さはもちろんのこと、地域間、男女間、学校間での学力の差が驚くほど小さいことがそれを示している。
それには教育のシステム、教師教育、現場の教師への権限移譲、政府の手厚いバックアップなど多くの要因がみえてくる。ヘイノネンさんの“「信頼」と「柔軟性」がなければ教育は機能しない”という言葉には、マラウイの現実を見ていて納得(ちなみにマラウイは柔軟性ではなく、ただただユルい)。
対談形式で短いので、息抜き感覚で読めるので是非。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
教育
- 感想投稿日 : 2011年5月7日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年4月8日
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