ポケットモンスター 緑

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何十年も続き、今なお規格外のセールスを記録し続けるゲームシリーズの、記念すべき第一作。◆ポケットモンスターと呼ばれる生物を捕まえ、野生のポケモンやトレーナーと戦わせながら、図鑑の完成、ジムバッジの収集、ポケモンリーグの制覇を目指す。バージョン違いのソフトが存在し(第一世代では赤、緑、青、ピカチュウの四種類)、一本のソフトではコンプリートは不可能。通信による交換や対戦を前提とした、当時としては珍しいシステムが受けに受けた。◆ポケモンの数は151を数える。当時としては十分な数で、パッケージを飾った竜型の炎ポケモン・リザードン、背中に大きな花を擁するフシギバナ、進化により一気に能力が飛躍するギャラドス、ギリギリのネーミングのエスパータイプ・フーディン、岩を纏う怪獣型ポケモンのサイドン、無機物が合わさった形状のレアコイル、尋常でない特殊耐久を持つラッキーなど、個性的なモンスターが揃う。未だにこの第一世代のデザインを崇める声もちらほら。◆全てのポケモンはタイプを有しており、ノーマル、炎、水、草、電気、飛行、虫、岩、地面、氷、毒、格闘、エスパー、ゴーストが存在。各タイプには弱点となるタイプがあり、複雑なジャンケンのような体を成している。弱点の少ないタイプや、多くのタイプの弱点を突けるものなど個性豊かだが、弱点を突きにくい上に弱点が多い、不遇なタイプも一定数存在する。ポケモンの中には二つのタイプを併せ持つものもいる。◆システムとしては未熟な点も多い。後に分かれる特殊攻撃と特殊防御のパラメータが同一となっていたり、タイプにより物理と特殊が分かれているせいで能力を発揮できないポケモンがいたり、まだまだ粗削りではあった。◆筆者の最終パーティはフシギバナ、フリーザー……しか覚えていない。さすがに23年前だもの。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ポケモン
感想投稿日 : 2019年11月14日
読了日 : 2019年7月23日
本棚登録日 : 2019年7月23日

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