上巻を読み終わるのはきつかった、もう読み進める価値はあるのかと途中で本当に挫折しそうになった。館シリーズの中でも、ダントツで細かい描写が多く、ぶっちぎりで物語の進むペースは遅い。 だけど、読み終わって、あの長い描写全てが大事だったんだと感動した。中村青司の館の形容しがたい魅力について前作でよく触れていたが、今回の作品は一番その人間離れした、常識の範疇外であるところが綺麗に描かれていて、そこが印象的だった。結局、知りたいことが全て答えられたわけでもないし、少し最後の展開に「そんなことある〜?」と思ったが、一番納得のいく終わり方で超絶に感動した。この長いレビューが読めたなら、本編も絶対読めるので、ぜひ読んで欲しいです!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年6月22日
- 読了日 : 2019年6月22日
- 本棚登録日 : 2019年6月22日
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