物書きの誇りが伝わってくる。私自身は、中学生まではよく本を読んでいたのに、その後本を読む習慣がなくなり、恥ずかしながら数年前に読み出すまですっかりご無沙汰だった。本を読み始めて感じるのは、本の世界を経験できることが持つ魔力の大きさ、自分を補強し豊かにしうる扉や言葉の数々の重み、そして自分の周りの世界に不思議と彩りが加わることへの驚きだ。そしてそれを書いてる作家への敬意は増すばかり。
この本は、ひたすら一人の少年が作家ヘンショーさんにあてた手紙と日記の形式で語られていく。こうやって作家さんは、直接的であれ間接的であれ、一人ひとりの人生に大きな力を持ってるのだろう。実際にいるだろうな、こんな子。途中で胸が熱くなって涙がこぼれた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
洋書-NewberyAward
- 感想投稿日 : 2013年2月13日
- 読了日 : 2013年2月12日
- 本棚登録日 : 2013年2月12日
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