フォロワーさんからオススメして頂いた、初いしいしんじさん。
「でも、それ以上に大切なのは、それがほんものの星かどうかより、たったいま誰かが自分のとなりにいて、自分とおなじものを見て喜んでいると、こころから信じられることだ。そんな相手が、この世にいてくれるってことだよ」
泣き男が言ったこの台詞が、この小説の一番ぐっとくる部分だと思う。
幼い頃に双子が見たプラネタリウムの星空は、双子にとっての暖かくて大切な思い出で、道は違えどしっかりと受け継いで人に伝えていく。お父さんと双子とプラネタリウムと、それを取り巻く人間模様の、優しさで溢れるお話でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年7月12日
- 読了日 : 2014年7月11日
- 本棚登録日 : 2014年7月8日
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