プラネタリウムのふたご (講談社文庫)

  • 講談社 (2006年10月14日発売)
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フォロワーさんからオススメして頂いた、初いしいしんじさん。

「でも、それ以上に大切なのは、それがほんものの星かどうかより、たったいま誰かが自分のとなりにいて、自分とおなじものを見て喜んでいると、こころから信じられることだ。そんな相手が、この世にいてくれるってことだよ」

泣き男が言ったこの台詞が、この小説の一番ぐっとくる部分だと思う。

幼い頃に双子が見たプラネタリウムの星空は、双子にとっての暖かくて大切な思い出で、道は違えどしっかりと受け継いで人に伝えていく。お父さんと双子とプラネタリウムと、それを取り巻く人間模様の、優しさで溢れるお話でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年7月12日
読了日 : 2014年7月11日
本棚登録日 : 2014年7月8日

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