保坂和志が、世にある小説の書き方入門の中で、役に立つのはこの本だけ、というお墨付きがあったので、読んでみたら、この著者は保坂と違って、かなり謙虚。かつ分かりやすくて、「小説を書く」ことの本質を突いている。
何より小説が大好きで大好きで、小説家になってしまったくらいだから、小説への愛情をひしひしと感じる。
なんでもかんでも合理性、成果、スピード、効率、などが叫ばれる中にあって、小説に限らず、「物事」に対する、最も大事なことは何か、を思い出させてくれる一冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
新書
- 感想投稿日 : 2010年3月7日
- 読了日 : 2010年3月7日
- 本棚登録日 : 2010年3月7日
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