交渉人シリーズ第五巻。
前巻も散々だった芽吹ですが、本書も初っ端から悲惨の雨あられ。とうとう休業宣言するまでに。再起不能レベルまで凹んだ芽吹を引っ張り上げてくれるチーム芽吹の面々の優しさが胸熱。これは芽吹の人望人徳のなせる技でしょうね。
周防事務所もブリザードが吹き荒れてます。笑 いや、笑っている場合ではないですね。さっさとカタを付けないと灰皿で人死にが出かねません。…ユーミンのブリザード、懐かしいですね。
天才詐欺師と交渉人の頂上決戦、ようやく決着です。
ただ、天才詐欺師が捕まろうと亡くなった親友は還ってはこないわけで。芽吹はこの先もずっと若林のことを想って生きていくと思うと切なさが残ります。芽吹は若林じゃなくこの国の司法を信じられなかっただけだと思うんですけどね、弁護士として。
兵頭もかなり散々な目に。こいつ禿げるか胃に穴空くんじゃないかな、と思いましたがさすがヤクザの若頭、見た目通り図太い神経お持ちでした。笑
三十路にもなると立場とか抱えてるものとか色々あるけど、仕事も恋愛も譲らないこのふたり何げにすごい。アラサー女子の鏡です。笑
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
BL小説
- 感想投稿日 : 2018年3月28日
- 読了日 : 2017年9月
- 本棚登録日 : 2017年9月2日
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