猟銃・闘牛 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1950年12月4日発売)
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本棚登録 : 516
感想 : 36
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ブックオフで見つけて、芥川賞受賞作なので買ってみた。

読み終えて、なぜタイトルが『猟銃』なのか疑問に思った。
三杉が手紙の最後に書き添えたことの意味を考えると、
このタイトルの意味もなんとなく分かってきた。
すると、やはり彼は全てを知っていたのだろう、
どちらの蛇の正体も知っていたのだろう、と思った。

『闘牛』については、津上の孤独の影が強すぎて、
私は惹きつけられると言うより恐いと感じた。
三浦に対して感じてしまう敵意は星廻りのせいだと言い切っていたのが、
どうも納得できなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2011年3月1日
読了日 : 2011年2月28日
本棚登録日 : 2011年3月1日

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