若い時は定年なんてずっと先のことだと思っていた。主人公のようにまだまだ仕事に心を残したままでは老後も余生もないのだと思う。
高齢者というには若過ぎ、もはや壮年でもない。
居場所の決まらない毎日の中でもがく姿はなんとも言えないものがある。
運良く新しくやりがいのある仕事を得てもいつまでもできるわけではない。年をとることは平等なのだ。
また年齢とともに夫婦のかたちもかわっていく。悠々自適な毎日はあり得ないのだなと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2020年12月21日
- 読了日 : 2020年12月21日
- 本棚登録日 : 2020年12月17日
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