『放浪記』で有名な林芙美子の随筆集です。『放浪記』出版後一躍有名となり、次々と小説を出して忙しいさなかだった昭和10年前後のエピソードが集められています。(文末の解説より)
まださわりしか読んでいませんが、日々の何気ない出来事や物思いをつづる表現が新鮮で、ドキドキします。
「いい作品と云うものは一度読めば恋よりも憶い出が苦しい。」
上は、才能がありながら病気のために遠くの故郷へ帰ってしまった
小説家の友人を、林芙美子が思い返すくだりの一節。
ドキリ、としませんか?
こんなはっとするような言葉がちりばめられていて、
今は宝探しをするように少しずつ読み進めています。
読書状況:いま読んでる
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- 感想投稿日 : 2010年1月23日
- 本棚登録日 : 2010年1月19日
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