『白い満月』の八重子の無意識の身勝手さに振り回されてしまう静江の姉妹の対比と女中のお夏の哀しみを持つ控え目さ。
全体に『死』が潜んだ物語の中で女性陣の個性が目立ちました。
文章は美しいけれど話の内容としてはあまり好きではありませんでした。
『壁の染み』の次々と湧き出る想いに圧倒されました。勢いに押されて苦しかったです。
『途上にて』はこの本の中では一番落ち着いて読めました。
きんつばが食べたくなります。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年4月23日
- 読了日 : 2022年4月23日
- 本棚登録日 : 2022年4月23日
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