「さて、誰が悪いのだろうか?」がテーマなのかな。
一人一人の表と裏の顔が気分悪かった。
また信じてもらえない、寂しい、置き去りにされる、という弱い心が人を間違った行動に走らせるのだろうか。
人の言動は時には人を傷つける凶器にもなる。我々も気をつけねばならないし、影響されてもいけない。家族間で、職場で、地域で。
中でも、増尾の親友がおかしいぞと気付いたところ、被害者の両親と加害者の祖母が「馬鹿にされるもんか!」と気を取り直し立ち上がろうとしている姿が痛々しくも勇気づけられ、少しだけ救われた思い。
やっぱり佳乃が嫌い。増尾も最低。
(その他)
一つの犯罪に、辿れば大勢の人が関連していた感じは、宮部みゆき著「理由」、貫井徳郎著「乱反射」を思い出す。
(余談)
ミステリー小説に灯台とかフェリー乗り場とか出てくると、やっぱりろくな事がない(;_;)w
舞台になりやすいんでしょうね。
湊かなえ著「ユートピア」(←表紙が似てる)
角田光代著「八日目の蝉」(←母子の逃避行。フェリー乗り場が出てくる)など。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学:作者や行
- 感想投稿日 : 2023年7月29日
- 読了日 : 2023年7月29日
- 本棚登録日 : 2023年7月29日
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コメント 13件
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2023/07/29
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2023/07/29
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2023/07/29
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2023/07/30
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2023/07/31