ヨカナーン 触らせておくれ
そなたの黒髪、肌は美しい
本当に欲しいのはお前の美しい唇
神の御子なら その唇で穢れた私を浄めておくれ…
王様 ヨカナーンの首をくださいまし
銀盆にのせて今すぐここへ…
さあ口づけするわ
口づけは甘いと思っていたのに
お前の唇は苦い
血の味? いいえ!恋の味だからよ
ヨカナーン、私だけのもの……
──妖しく美しい月の夜のこと
宴の乾杯の最後はシシリアの血の如き赤い酒
神への犠牲(いけにえ)のかわり
銀色に輝く月が赤く染まり、やがて消える──
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難しそうな話はまずは漫画で。
恐ろしくも妖艶な描写であった。サロメと月の夜がとにかく妖しく美しい。
漫画とはいえ台詞が良く、音読したくなる。
聖書関連の本から、ユダヤの王女サロメに興味を持った。
オスカー・ワイルドの「サロメ」では、ヨカナーン(預言者ヨハネ)が憎くてその首を所望したのではないことが分かった。
原作を読んでみたい。ビアズリーの挿絵も見てみたい。
本音の感想は……………怖っ!(-_-;)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
マンガで知識
- 感想投稿日 : 2022年8月10日
- 読了日 : 2022年8月10日
- 本棚登録日 : 2022年8月10日
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コメント 5件
ポプラ並木さんのコメント
2022/08/13
なおなおさんのコメント
2022/08/13
ポプラ並木さんのコメント
2022/08/13
なおなおさんのコメント
2022/08/13
ポプラ並木さんのコメント
2022/08/13