風車祭 (文春文庫 い 39-2)

著者 :
  • 文藝春秋 (2001年8月3日発売)
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本棚登録 : 365
感想 : 50
4

ずっと前から持ってる本だけど、ものすごく分厚いため読み返したことがあまりない。
たぶんまだ3.4回、、、
完全に文庫の容量超えてる。
初め読んだときは、武士がいささかダメな男にしか見えなかったけど、今読むとなんか分からなくもない。
叶わぬ恋ならよく知ってる。
池上節たる妖怪的キャラも、物語のキャパに見合うくらいいっぱい出てくる。
フジはもちろん、ギーギーも残飯オバァもチーチーマチーチューたちも、たぶんホールザーマイもね。
色々強烈すぎて、ストーリーの跳び具合を超えてキャラクターが毒々しいくらい派手。
そーゆーところがだいすき。
哀しくても悲惨でも、滑稽で凹んでいる暇さえない。
あの太陽のしたでは全てがそうなるのかな。
池上さんの話は元気が出る。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: マイ本箱
感想投稿日 : 2015年5月22日
読了日 : 2015年5月18日
本棚登録日 : 2015年5月18日

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