山での遭難者と救援者の関係はほぼ一期一会ですが、山を愛する気持ちとお互いの生死を共にする連帯感が相まって一時とはいえ運命共同体的な絆が形成されるようです。もちろん、遭難者も生還できる登山者ばかりではなく、作品でも悲しい結末の話が多く掲載されています。しかし、ボランティアの遭難救援者って、自分の命を懸けて他者を助け出すというまさに「救世主」だと思います。そこには、金も名誉も苦労も厭わない聖人の姿があります。
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- 感想投稿日 : 2020年8月22日
- 読了日 : 2020年8月22日
- 本棚登録日 : 2020年8月22日
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