《なぜなら、天才モリカワが書いたから》
すべての事件で雨が降っている。
もちろん、解決するのは探偵の仕事だ。
彼女は天を指し言う。
「なぜなら、雨が降ったから」
このセリフがすごい。
ミステリだったら、犯人の失言とか、失策とか、アリバイとか、暗号とか。
とにかくいろいろなことから事件の解決を試みる探偵がすべて「雨が降った」ことを背景に論理を紡ぎ真実を明らかにしていく。
「なんでわざわざ…」とか思ったり、結局探偵(一部助手)の推量で真実はどうだったのかと思ったりする部分もあったけど、そこらへんは死人に口無し、真実は誰にもわからない、ということで。
これから雨の日には不思議な謎を探してしまいそうになりそう、そんな一冊。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年2月2日
- 読了日 : 2016年2月2日
- 本棚登録日 : 2016年2月2日
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