元読売新聞記者で将棋ステーションの司会でお馴染みの山田史生さんの著書。大山名人ら昭和の名勝負にさらっと触れ、羽生さんの黄金期ともいうべき平成時代になってからの一年、一年の各タイトル戦の行方を振り返っている。羽生がその前の世代の中原・谷川を破り七冠を獲得するまでの足跡、遅れてきた羽生世代の森内・佐藤・郷田らとタイトルを争う時代。そして羽生より十数年若く竜王戦で羽生世代の最強棋士をことごとく撃破し竜王戦七連覇中の渡辺の台頭と更に若い世代の進出と、まさに平成の将棋史だ。巻末に山田さんの選ぶ最強二十人の棋士とか面白いランクもあるのだが、出来れば棋士自身にもインタビューして評価貰うと更に面白かったような気がするが、ライバルのことは余り語らないから無理かな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
将棋
- 感想投稿日 : 2011年10月25日
- 読了日 : 2011年10月25日
- 本棚登録日 : 2011年10月22日
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