船上の花嫁 (ハーレクイン文庫 266)

  • ハーレクイン (2009年12月1日発売)
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感想 : 2
3

デボラ・ヘイルのヒストリカルで
コミックにもなっている...、それなら間違いないじゃない?
面白くない訳がない、とかなり期待して読んだのですが...。

!!?
想像と全然違うよ!?
悪くはないけどこんなに冒険劇だとは思わなかった。
海賊に座礁にインディアンに火事に...
ねぇ、ちょっと『美女と悪魔』と違いすぎない?
デボラ・ヘイルっていうと以前読んだ『美女と悪魔』のイメージがあって
繊細で優雅で響きが美しい、ヒーローは優しさと弱さを合わせ持ってて...
いやいやいや、今回余りの違いっぷりに驚きました。

ヒーローはかなり序盤で、正直に自分の気持ちをヒロインに伝えてる。
臆することなく真っすぐに。
ありえなくない!?
いやいやいや、いいんだけど。全然いいんだけど。
そこから、っていうかもうそれ以前からヒーローは受難の数々だよね。
海賊に襲われ怪我するわ、ヒロインを追って夜の海に投げ出されるわ、
ヒロインの婚約者に雇われたヤクザ者にボコられるわ、
その上ヒロインには思わせぶりな態度とつれない態度をかわるがわるとられるわ。

そうねハンサムで腕っ節が強くて誰もが憧れるような、
そんなとびっきりのヒーローではないけれど、
穢れのない真っすぐな不屈の精神のヒーロー、それがこの作品の最大の魅力だと思うよ。
ちょっとね、
ちょっとだけね、
冒険多過ぎな気がするけどね。
いくら小説でもこんな散々な目に遭いたくないって気がする程。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ロマンス
感想投稿日 : 2013年4月27日
読了日 : -
本棚登録日 : 2013年4月27日

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