オリジナルとリミックスが1冊にまとまっていて、元の短編とリミックス(リライトしたもの)を比較して読むことが出来る。
リミックス担当した小説家陣の作品をほぼ知らずに読み進めたが、それぞれがその人らしいユーモラスなアンサーを出していた感じがして良かった。また、ミュージシャン陣のリミックスが面白かった。
町田康のリミックスは原作を崩さずに解釈していてオリジナルよりわかりやすくなっていた。また、曽我部恵一のリミックスは原作にストーリー性を加え、新たな短編作品のように楽しめた。OMSBのリミックスも同じく新たな短編として起と結を逆さにしたような形で締め括られていて面白かった。やくしまるえつこの日記のリミックスはカオスなものになっていて面白い。
小説を初めて書いたというOMSBの作品が結構ツボだった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
中原昌也
- 感想投稿日 : 2020年2月16日
- 読了日 : 2020年2月16日
- 本棚登録日 : 2020年2月6日
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