マリ&フィフィの虐殺ソングブック (河出文庫 な 21-1 BUNGEI Collection)
- 河出書房新社 (2010年8月3日発売)
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感想 : 71件
読み進めたところで場面が急展開を迎えたり、ばっさり終わったり、著者が作るコラージュ・ミュージックのような皮肉めいたユーモアが感じ取れた。
モデルがいるらしい"つとむ"や、マリ&フィフィなどの人物が作品をまたがって登場するが、伏線関係なく一話完結の悪夢が日記のように続く。現実離れした不条理でブラックユーモアの溢れる文章だが、途端に現実的になって目が覚めると物語を読み終えていている。
場面の前後を見失いながら読み進めてしまう中毒性がある。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
中原昌也
- 感想投稿日 : 2020年2月10日
- 読了日 : 2020年2月10日
- 本棚登録日 : 2020年2月6日
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